Artificial Life Orgel 利用者ガイド

このガイドは、人工生命オルゴールの日常利用に必要な操作だけをまとめた公開版の説明書です。再生、入力、共有、保存の基本を短時間で把握できる構成にしています。

対象アプリ: index.html / 共有形式: ll.userShare.bundle.v1

重要: このアプリはローカル環境で動作する、履歴反応型の音と可視化のシステムです。比較や共有を行うときは、同じ Bundle を使うと結果をそろえやすくなります。
補足: 固定曲を再生するプレイヤーではなく、入力や履歴に応じて、音と動きが少しずつ変化する観測アプリです。
はじめての方へ: 背景、臨床的な問題意識、科学的・哲学的な見取り図から読みたい場合は、先に 入門ガイド を開いてください。音、Ximön、Life Kernel、持続情動、Like 入力が何を観測しているかを詳しく知りたい場合は、観測ロジックガイド を開いてください。どちらも診断・治療・症状評価ではなく、慢性期の生活感覚、自己を保つ流れ、音と Ximön の観察面を平易に説明しています。
外界と音の境界: このシステムでいう外界は、画面内の環境場、流れ、ノイズ、摂動です。音は主に内部状態、個体役割、持続評価、好み入力を可聴化した出力であり、外から入る独立した音響場ではありません。音響知覚地形は、その出力音のまとまりやざらつきを読む観測面です。

0.1 最初の3分で見ること

  1. 端末の音量を低めにして Start を押し、まず中央の Ximön と音の変化を見ます。
  2. 音が「まとまり強め」「少しざらつく」「追いやすい音」「少し緊張感のある音」のどれに近いかを、Kernel view の Psychoacoustic Terrain の平易な読みで確認します。
  3. 良いと感じた瞬間だけ、 または Ximön のひたいをクリックせずに1往復なでる入力を使います。その瞬間を生んだ内部状態に短い印を付けますが、音を直接固定する操作ではありません。
  4. 詳細値を見たい場合だけ、KernelCanonicalResearch の折り畳み表示を開きます。通常利用では中央の音と Ximön を見れば十分です。

0.2 使用上の注意と非医療用途

0. このガイドの範囲

このページは操作ガイドです。再生、共有、保存、表示調整など、公開パッケージで必要になる内容だけを扱います。

分析用の運用手順や検証手順は、公開パッケージとは別の保守・研究向け配布物で管理されます。

より詳細な日本語文書は、配布レーンに応じて README_JA.mddocs/JAPANESE_DOCUMENTATION_INDEX.mddocs/XIMON_CHARACTER_VIEW_JA.mddocs/SYSTEM_KAITAI_SHINSHO_JA.mddocs/MAINTENANCE_GUIDE_JA.md に収録されます。公開ホスティング用の public_runtime_secure は最小構成のため、このページと README_JA.md を日本語入口にします。

1. 何を体験するアプリか

Artificial Life Orgel は、入力や乱れの中で内部状態が保たれ、組み替わる過程を、音、Ximön、読み取り専用のメーターで観測するローカル実行システムです。目的は、固定の正解を再現することではなく、今の感覚に沿う流れがどのように立ち上がるかを観測することです。

2. 主な機能

機能できること画面上の手がかり
Experience Tape入力の流れを保存し、あとで再生できます。Export Tape / Import Tape
Bundle Share嗜好と再生コレクションを 1 つの JSON にまとめて共有できます。Share Bundle / Load Bundle
App save / resumePWA版では、同じ端末内に最新の実行状態を1枠だけ保存し、次回起動時に再開できます。クラウド同期や生物学的記憶の主張ではありません。Tools / App save / resume
Preference ApplyLike や Ear の設定を別環境でも復元できます。Bundle 読み込み後に自動反映
Spectral Breath状態の揺らぎに応じて、音や動きの呼吸感が変化します。再生中の音と可視化
Concord40低域の補助レイヤを上限付きで追加できます。Concord40 / 40Hz low level
Audio Motif Mix履歴由来のモチーフを音へ混ぜられます。Audio Motif mix
Preference Sound Map嗜好入力が音の強弱、高低、テンポ、和声/コード感へ向かう方向を小さな表示で確認できます。Preference Sound Map
Flow modes流れ場の性質を選びます。Turbulent Attract は揺れながら弱くまとまる流れ、Noise taste はなめらかな乱れ、Raw noise は毎フレーム跳ねるような乱れです。Flow selector
Life Kernel 観測値持続・環境・入力の結合を測る内部指標です。画面操作では直接編集しません。Kernel view / HUD / metrics
Persistence Affect持続可能性の見通し、負債の軽減見込み、行為傾向を読む観測核です。人間的な情動名の表示ではありません。Kernel view / Persistence Affect
Psychoacoustic Terrain内部状態から生成されて今鳴っている音響モチーフを、調和寄り、ざらつき寄り、協和地形、密度の手がかりとして読む分離された観測面です。画面では、数値に加えて「まとまり強め」「少しざらつく」「追いやすい音」などの短い平易な読みも表示します。外界そのものでも、生命核の資源法則でもありません。Kernel view / Psychoacoustic Terrain
平易な状態説明初めて使う利用者向けに、現在の状態、今鳴っている音のまとまりやざらつき、Like/なで入力が受け付けられたかを短い文で表示する読み取り専用レイヤーです。内部名は User Comprehension Layer です。Life Kernel、音、好み保存、最新1枠の保存、研究モードは変更しません。Guide / Kernel view / Input feedback
Canonical Functional Profile現在値から、少し先の5つの場面でどう振る舞いやすいかを読む、読み取り専用の近似表示です。完全な未来シミュレーションではなく、意識や生物同等性の判定でもありません。Canonical view / Canonical Ximön Character View
Self-maintenance Expression持続情動を、安定継続・自己維持の余裕・境界回復・債務収縮・安定遊動として抽象表情へ投影する、読み取り専用(read-only)の表示です。Kernel view / Self-maintenance Expression
Ximön PresenceXimön は、Presence Renderer に現れる本システム固有の観測人格名です。生命核名や科学的主張名ではありません。Kernel view / Ximön Presence
画面の読み方切替同じ実行画面を、音と可視化、内部観測値、近い未来の見取り、検証入口、研究用情報という5つの読み方で確認できます。Orgel / Kernel / Canonical / Evidence / Research
Minimal / Advanced UI操作面を簡易表示と詳細表示で切り替えられます。Advanced: OFF/ON
Control Scaleボタンサイズを端末に合わせて調整できます。Control size

3. 最短の使い方

3.1 はじめての再生

  1. で開始し、必要なら で止めます。
  2. SeedINT で流れに入力します。
  3. 良い瞬間だと思ったら を押します。
  4. Mode を切り替えて、落ち着き方や動き方の傾向を調整します。

3.2 画面をシンプルに使う

3.3 画面の読み方切替を使う

内部名では Cockpit Views と呼びます。同じ実行画面を、通常操作、内部観測値、検証入口、研究用情報という複数の読み方で開くための切替です。

3.4 ボタンサイズを調整する

3.5 スマホ・タブレットでホーム画面から起動する

4. Like と共有の使い方

4.1 Like の考え方

4.2 Bundle を保存する

4.3 Bundle を読み込む

4.4 再生コレクションを使う

5. 追加機能

5.0 右下スライダーの読み方

スライダー実際の意味注意点
Tempo音響イベント側の進行速度です。0.45 から 2.40 の範囲で使います。全音響を単純に倍速化するマスター速度ではありません。
Impact音響反応の強さです。0 から 1.5 の範囲で使います。0 にしても全ての音が必ず無音になるわけではありません。一部経路の反応量を下げます。
Consonance協和寄りの音響傾向です。音響知覚地形や和声、音型側の読みに関与します。
Roughness粗さ、ざらつき寄りの音響傾向です。ざらつき方向と観測表示に関与します。
Bass低音寄りの傾向です。音高や低音側の傾向に関与します。
HorizonLike / なで入力後の効果が残る時間です。3 から 15 秒です。固定の pre 2s / post 4s 研究ラベル窓は変えません。
LikeFxLike / なで入力の強さです。0 から 1 です。0 では科学的入力強度はほぼゼロですが、UI上のハート反応や短い表情上の手がかりは残ることがあります。
Allostasis mixアロスタシス目標混合の表示/設定値です。strict 状態では 1.00 (strict) に固定され、利用者の操作値がそのまま効かない場合があります。
Audio Motif mix履歴や好み由来の音型を音へ混ぜる度合いです。strict 状態では最低値が強制される場合があります。

strict / 非strict の意味: strict は、再現性や内部不整合の検査を優先する研究・検証状態です。異常を警告で流さず停止・失敗として扱いやすくし、一部の操作値を固定または補正します。非strict は、通常利用の操作しやすさを優先する状態です。科学性の有無や生命性の強弱ではなく、検証条件の厳しさの違いです。

strict の切替: 通常の index.html をクエリなしで開くと、スライダーの strict ロックは基本的に off です。通常画面で strict を強制したい場合は ?invariants=throw を付けて再読み込みします。戻す場合はクエリを外すか ?invariants=warn で再読み込みします。lab.html は研究用の実行入口区分 profile=lab として開くため、strict 境界が既定で on です。右下の G34 / Gate は短い strict gate 検証を走らせるボタンで、常時モードを切り替えるトグルではありません。

5.1 Audio Motif mix

5.2 Preference Sound Map

5.3 Flow modes

Flow は、画面内の流れ場の性質を選ぶ設定です。音や表情を直接操作するつまみではありませんが、場の動きが変わるため、結果として見え方や音の変化に二次的な差が出ることがあります。

表示読み方注意
Auto最も迷いにくい既定の流れです。初めて使う場合はここから始めてください。
Turbulent Attract乱れ、弱いまとまり、一時的な集まりが同時に見える流れです。新しい記憶モデルや生命に関する新しい科学的主張ではありません。
Noise taste以前の noise 相当のなめらかな乱れです。古い共有データの noise は互換のため読み込めます。
Raw noise毎フレーム向きが跳ねるような乱れです。再現性のため、実行ごとに変わる未固定乱数ではなく、決定論的な擬似乱数場として動きます。

5.4 Life Kernel / Persistence Affect の読み方

Kernel view は、音や可視化の裏側で動いている観測値を読むための折りたたみ式の計測面です。ここに出る値は操作つまみではなく、現在の状態と集計された証跡を分けて読むための表示です。

表示成り立ち使いどころ
Live Probe / 最新値ctx.lifeKernelLL.state.meta.life.lastLL.state.meta.persistenceAffect から読む、現在tickの観測値です。「今この瞬間に何が起きているか」を見る。
Summary Window / 集計値metrics10.summary().science.lifeKernelSummarypersistenceAffectSummary、分離された psychoacousticTerrainSummary から読む、時間窓またはエクスポート用の集計値です。証跡、比較、レポート、傾向確認に使う。

Life Kernel

ここでいう「持続」は、生物学的な生死ではなく、画面内の個体、平均エネルギー、役割、環境成分が、同じ観測手順で大きく崩れず更新を続けられることです。代表値 L は、個体数、平均エネルギー、役割の多様性、環境成分を粗くまとめた入口の proxy であり、リラクゼーションや長期的な個人適応を単独で証明する値ではありません。

既定では L < 0.18 が約6秒続くと、collapseRisk が1に近づき、life.collapse 境界イベントが一度記録されます。これはアプリ停止、個体削除、生物学的な死ではなく、「この観測基準では持続スコアが低い状態が一定時間続いた」という測定上の境界です。

記号読み方高いときの意味
L持続スコアです。生存中の個体、エネルギー、役割の多様性、環境側の質量から作る測定上の手がかりです。現在の構造が持続しやすい。
mode持続状態の分類ラベルです。測定上の状態名であり、生物学的な種や性格ではありません。状態遷移の傾向を短く読む。
UUnified coupling。呼吸、嗜好ガイダンス、流れ、環境接続、deltaC接続をまとめた結合度です。複数の維持要素が同じ方向にそろっている。
DDelayed coupling。環境や流れが少し遅れて持続へ効く結合度です。即時反応だけでなく、遅延した支えがある。
GGuidance coupling。Likeなどの嗜好入力が持続側へ届いている度合いです。嗜好入力が持続の方向づけとして読める。
BBreath coupling。呼吸的な周期・目標差・allostasis駆動が持続側へつながる度合いです。揺らぎが維持のための調整として働いている。
FFlow coupling。環境・個体・流れが持続へつながる度合いです。状態の循環が詰まらず、維持面へ戻っている。

Persistence Affect / 持続情動

Persistence Affect は、生物学的感情の再現ではありません。持続可能性をどう評価し、どの行為傾向へ向かっているかを読むための、読み取り専用の観測核です。

記号読み方高いときの意味
VValence。持続負債が軽くなる見込みの指標です。現在の結合が持続回復へ向かいやすい。
AArousal。負荷、変化率、不確実性、遷移パルスの強さです。状態が強く動いており、調整の必要が大きい。
CControl。予測される負債軽減を、現在の負債に対してどれだけ効率よく得られるかです。同じ負債に対して制御可能性が高い。
MMood。直近の trace window から作る低速の持続情動ロールアップです。保存状態ではありません。短期的な一瞬ではなく、しばらくの傾向が安定している。
PPrecision。入力信号がどれだけそろって読めているかの信頼度です。欠損や不確実性が少なく、値を比較しやすい。
TTendency。assimilateexcreteconserveexplorecohere のうち優勢な行為傾向です。現在の持続情動がどの方向へ向いているかを短く読める。

Psychoacoustic Terrain / 音響知覚地形

Psychoacoustic Terrain は、音響モチーフ、耳側の協和・ざらつき設定、エントロピー表示から、出力音のまとまりや粗さを読む、読み取り専用の観測面です。これは外界から入る独立した音響場ではなく、内部状態から生成された音を後段で読む面です。Conchordal: Emergent Harmony via Direct Cognitive Coupling in a Psychoacoustic Landscape (arXiv:2603.25637) の harmonicity / roughness / consonance field に関する考え方を参考にしていますが、このシステムでは生命核の資源法則ではなく、持続情動や Ximön 表情へも戻りません。本システムは Conchordal の公式派生ではなく、conchordal.org の管理下にもありません。ライブ画面では H/R/C/D の監査用数値を残しつつ、同じ行に「平易: まとまり強め、なめらか、追いやすい音」のような短い読みを添えます。

記号読み方高いときの意味
HHarmonicity。現在の音響モチーフが単純な比率やまとまりへ寄っている度合いです。高いほど「まとまり強め」、低いほど「散らばり気味」と読みます。
RRoughness。近接した周波数や干渉から来るざらつきの手がかりです。高いほど「ざらつき強め」、低いほど「なめらか」と読みます。
CConsonance field。H - 1.35R + HR を有界値として読んだ協和地形です。高く、かつ R が低いほど「追いやすい音」と読みます。
DDensity。H * (1 - R) による音響密度の読みです。まとまりがあり、ざらつきが少ない時に「追いやすさ」の補助になります。

Preference State Label / 好み入力時の内部状態ラベル

Preference State Label は、Like または Ximön のひたいをなでた瞬間に、その時の内部状態ベクトルへラベルを付ける、読み取り専用の観測面です。音は証拠として添えますが、ラベルの中心は音そのものではなく、音を生んでいた Life Kernel、持続情動、音響カノン、現在の目標位置などの有界な状態ベクトルです。

表示意味読んではいけない意味
n直近の有効ラベル数です。最大64件の有界リングとして扱います。全履歴の保存数ではありません。
align現在状態が、直近ラベルから作ったプロファイルにどれくらい近いかです。音の良し悪しや生命の価値を直接判定する数値ではありません。
gap1 - align です。現在状態とラベルプロファイルの隔たりを読みます。自動的に制御目標へ書き込まれる誤差ではありません。
confラベル数と入力情報のそろい方から見た信頼度です。意識、感情、記憶の存在証明ではありません。

Preference Observation Log / 好み入力観測ログ

Preference Observation Log は、上の Preference State Label と短い軌道ラベルを、利用者が手動で書き出せる解析用JSONへ整える、読み取り専用の出力面です。JSONは Tools の Like observation log から、現在セッション内の最大64行として出力できます。

散布図は、右下の操作ドックにある Like Map: Show から開けます。JSONを書き出す時だけ Tools を使い、普段の目視確認では Tools を開く必要はありません。

同じ折りたたみ内の小さな散布図は、保存量を増やさず、既存の最大64行をその場で見取り図にしたものです。Like state map は、横軸で落ち着いた継続、縦軸で動きと入れ替わりを読みます。Sound texture map は、横軸でまとまりのある音、縦軸でざらつきのある音を読みます。新しい点ほど明るく大きく表示され、未確定の短い流れは輪郭付きで示されます。

含まれる内容意味容量破綻を防ぐ方針
内部状態ベクトルLike またはなで入力の瞬間に、音を生んでいた状態の有界な数値列です。最大64行の手動出力に限定し、古い行は出力対象から外れます。
音の証拠その時の音のまとまり、ざらつき、モチーフ情報を、状態ラベルの補助として添えます。生の音声や録音データは含みません。
入力前後の短い流れ確定済みの場合、入力前約2秒・後約4秒から作った軌道特徴を添えます。最大32件の軌道ラベルを参照し、未確定の後窓は pending として数だけ示します。

このログは、クラウド同期、テレメトリ、医療記録、全履歴アーカイブではありません。出力は利用者の明示操作だけで行われ、Life Kernel、音響、好み設定、保存状態(snapshot)、研究用自動調整へは戻りません。

Relaxation Fit Shadow / 安寧方向 Shadow

Relaxation Fit Shadow は、現行の持続スコア L を置き換えずに、並列で読む研究用の候補測定面です。Like やひたいをなでる入力で印が付いた短い流れ、現在の持続余裕、音の追いやすさ、自己維持表情、固まりすぎや乱れへの追従の注意信号を合わせて読みます。

表示意味読んではいけない意味
relaxationFit01現在状態が、負担が少なく、音も追いやすく、落ち着いた継続に見えるかです。利用者がリラックスしたことの証明ではありません。
preferenceTrajectoryFit01Like / なで入力で印が付いた短い流れに、現在の短い流れが近いかです。長期学習が完了したという意味ではありません。
viabilityV2Score01L に加えて、流れ、交換、制御、音の追いやすさを合わせた研究用の別物差しです。現行 L の置換や新しい公式生命スコアではありません。
longTermPersonalAdaptationProxy01長期間の個人適応を後で検証するための候補値です。利用者固有の安寧や医療的改善を測定した証拠ではありません。
comfortOverclaimRisk01手がかりが少ないのに強く読みすぎていないかを見る注意信号です。利用者の危険度や健康状態ではありません。

この面は読み取り専用です。Life Kernel、音響、Ximön、好み設定、保存状態、公開用の科学的主張へは書き戻しません。将来、制御へ使う場合は、off / shadow / lab active の比較、決定性検証、悪化していないことの証拠が必要です。

Canonical Functionalism / 正準機能

Canonical Functional Profile は、現在の最新値から「次の短い時間でどう振る舞いやすいか」を読む、読み取り専用の近似表示です。完全な Can(S)、全入力の未来予測、意識判定、主観判定ではありません。現行の Ximön が中央キャンバスで「今」を示すのに対し、Canonical Ximön Character View は単一の統合見取り図と短い数値バーで「近い未来の役割」をまとめます。

ここでいう「正準」は、「正しい生命」「本物の機能」という意味ではありません。毎回同じ固定場面、同じ計算手順、同じ0から1の範囲で読むための共通形式という意味です。統合見取り図の Ximön は、5つの固定場面を1つに要約した顔であり、中央キャンバスの現在の顔や、実際に分岐実行した未来そのものではありません。

この正準機能表示は、中央の Ximön や音を動かす制御ではありません。内部契約語では「生命カーネル、音響、prefs、snapshot/restore、summary science claim へは戻りません」と表現し、好み設定、保存/復元、集計上の科学的主張へ戻らないことを確認します。

バー平易な読み高い時の見え方
returnEase01そのまま少し進んだ時、落ち着いた形へ戻りやすいか。高いほど、統合見取り図の Ximön は穏やかで続けやすい表情へ寄ります。
inputSensitivity01ハートやひたいのなで入力に反応しやすいか。高いほど、好みの合図で見え方が動きやすい状態として読みます。
perturbationFragility01小さな揺れでソワソワしやすいか。高いほど、統合見取り図は身構えや抱え込みを含みやすくなります。
flowShift流れが少し変わった時、見え方がどれくらい変わりやすいか。高いほど、流れの変化につられて表情の方向が変わりやすいと読みます。
soundTerrainSensitivity01今鳴っている音のまとまりやざらつき変化に反応しやすいか。高いほど、音のまとまりやざらつきが近い未来の見え方に関わりやすいと読みます。
profileConfidence01この見取りを読むための手がかりがどれくらいあるか。低い時は統合見取り図を控えめに読みます。

このモードは、内部状態、持続情動、自己維持表情、音のまとまりやざらつきの観測結果から、UIへ一方向に表示するだけの観測面です。統合見取り図の Ximön はこのパネル専用の小さな説明図で、中央の Ximön の表情状態を直接動かしません。生命カーネル、音響、好み設定、保存/復元、集計上の科学的主張面へは戻りません。

Self-maintenance Expression / 自己維持表情

Self-maintenance Expression は、Persistence Affect の最新値を抽象表情へ読むための、読み取り専用(read-only)の状態投影です。生命核や音響へ戻る制御ではなく、現在の自己維持ベクトルを Presence Renderer の輪郭、開口、集中、圧縮、呼吸、流動性へ写します。

投影入力の中心画面での読み方
stableContinuation低い debt、低い A、高い CflowCouplingunifiedCouplingcohere、直近窓の低変動自己維持が低負荷で続いている度合いです。人間の心的安寧の再現ではなく、持続可能性の安定継続バロメーターです。
reliefExpansionVC、低い debtexplorecohere持続負債が軽くなり、開口や余裕が広がる方向です。
boundaryAssertionA、高い debt、上昇する debtSlope、低い Cexcreteassimilate維持境界を立て直す圧が高く、輪郭や集中が鋭くなる方向です。
debtConservation高い debt、低い V、低い Cconserve、不確実性維持債務が重く、圧縮や節約的な姿勢へ寄る方向です。
flowEaseV、低い AflowCouplingunifiedCouplingCcohere結合が滑らかで、呼吸と輪郭が安定して遊動する方向です。
neutral状態投影が弱い場合、または入力信頼度が低い場合手がかりが少ない時に表情を強く解釈しないための安定基底です。

瞳状マーカーは、視線や生物的な内面を証明する部品ではありません。gazeX / gazeY は投影ベクトルの向きを読みやすくする表示で、eyeOpenpupilFocusbrowTensionexpressivity は開き、集中、境界緊張、表現強度の可視化だけに使われます。安定継続方向では continuationSmile に加えて、描画内だけの手がかりである stableSmilefullSmilesmileEyemouthOpenSmile が段階的に強まり、目の弧、単一の開口面、頬光を明示します。逆方向では maintenanceStrain が同じ笑み状表示を抑え、圧縮線と膜緊張を明示します。どちらも表示専用の読解補助で、心的状態や生物的感情の主張ではありません。

この表示は通俗的な情動名を主張しません。読む時は、dominantS/R/B/D/F/N の比率、瞳状マーカー、開口、圧縮、輪郭、呼吸を合わせて、表情がどの自己維持方向へ投影されているかを確認します。

Ximön Visual Grammar / Ximön 表示文法

Ximön は、Self-maintenance Expression の後段で現れる観測人格です。旧モックの発光膜、中心核、瞳、粒子場、波紋的共鳴、滑らかな呼吸だけを設計語彙として採用し、生命核や持続情動核そのものの名前にはしません。

読み方この値が示さないこと
membraneTension境界修復や債務圧が高い時に膜の輪郭を強めます。防御本能や生物的表情の主張ではありません。
coreGlow安定継続、余裕、滑らかな結合がある時に中心核の発光を強めます。生命性の絶対値ではなく表示上の存在強度です。
sensorAperture瞳状マーカーの開きや読みやすさを調整します。視覚器官や主観的視線の証明ではありません。
gazeVector投影ベクトルの向きを、瞳状マーカーの偏りとして見せます。注意や意図を直接読む値ではありません。
fieldCoherence粒子場と輪郭の滑らかなそろいを見せます。科学的主張や保存状態には加わりません。
rippleResonance流れや余裕がある時に外側の波紋的な弧を広げます。外部通信や入力イベントではありません。
characterPresence入力信頼度と投影強度がそろった時、Ximön の見えやすさを上げます。人格や意識を示す科学的主張ではありません。
continuationSmile安定継続が強い時に、微笑み状の口弧から大きな笑み状の開口面まで段階的に強めます。人間の表情や快感の再現ではなく、自己維持が低負荷で続く方向の表示記号です。
stableSmile / fullSmile描画内だけの手がかりです。短期の安定継続、低変動、field coherence、低い維持圧がそろう時だけ、頬光、口の幅、開口、目の弧を強くします。保存値ではなく、心的状態や生物的感情を直接示す科学的主張ではありません。
smileEye安定継続と field coherence がそろう時だけ、瞳を残したまま上下弧を柔らかくして目の変化を読みやすくします。視線、意識、感情を直接示す科学的主張ではありません。
mouthOpenSmile安定継続と余裕がある時だけ、閉じた口弧から単一の柔らかい開口面へ相互フェードし、低負荷継続方向を読みやすくします。音声、摂食、発話、快感を示す科学的主張ではありません。生命核や音響へ戻りません。
closeSensorEyes / softShortBrows旧HTML由来の近接した大きめの瞳配置と柔らかい短眉を、自己維持ベクトルの読みやすさのためだけに再解釈した表示です。眉は目との距離を広めに取り、端が細く抜ける形で、境界緊張と安定継続を小さく読む補助になります。視覚器官、意識、主体的注視、人間の表情分類を示す科学的主張ではありません。眉の小振幅運動も、描画内だけの決定論的な手がかりです。
foreheadStrokeXimön のひたい付近で、クリックせずにポインタを左右へ1往復動かす UI 操作です。範囲内では小さな手の表示が出ます。成功すると既存の ボタンを1回押した扱いになり、ハートが短く強く反応し、表情には短い pettingSmileCue が入ります。新しい科学的主張や別の嗜好入口ではありません。好み入力は既存 Like 経路へ委譲し、手の表示、ハート反応、目の微笑みはいずれも保存されない表示上の手がかりです。タッチ画面では、ブラウザが pointer move を出す必要があるため、画面に触れてなぞる動作になります。
maintenanceStrain債務保存や境界修復が強い時に、圧縮線、膜緊張、集中した瞳状マーカーを強めます。苦痛や敵意を示す科学的主張ではなく、維持圧が高い方向の表示記号です。

Presence Renderer

Presence Renderer は画面中央の Ximön Presence を描く可視化です。個体数、個体vitality、粒子運動、lambda、entropy、reserve、Self-maintenance Expression、Ximön Visual Grammar を使って描画します。LPersistence Affect をそのまま表示する計器ではなく、生命核や音響へ書き戻す制御面でもありません。表情の滑らかさは描画内の局所スムージングで作り、保存状態や科学的主張には加えません。口は閉じた弧と開口面を同時に主張しない単一ソース表現です。ボディ、膜、核、場は呼吸的な微小運動を保ちますが、目、瞳状マーカー、眉、頬、口は描画内で安定させた顔の基準位置から描かれ、表情パーツの無用な微振動を抑えます。この顔の基準位置も表示専用で、保存状態、音響、好み設定、保存/復元、生命核へは戻りません。2026-05-20 版では、旧HTMLデモから採用した「近接した大きめの瞳」と「柔らかい短眉」を公式 renderer に移し、眉だけに低速・小振幅・決定論的な動きを足しています。2026-05-21 版では、クリックせずにひたい付近を左右1往復する操作を既存 入力へ委譲する UI 操作を足し、同時に保存されない短い目の微笑みだけを renderer に渡します。なでられる範囲では小さな手を表示し、有効ななででは を明示的に反応させます。これらは表情の判別性と親和性を上げるための表示文法であり、生命核、Persistence Affect、音響、保存状態、科学的主張には戻りません。長時間観測時の視認性のため、格子背景、外側発光、境界波形のコントラストは表示面だけで抑制しています。

5.5 Concord40

6. 保守の基本

7. トラブルシュート

再生が始まらない

Bundle の読み込みに失敗する

再生コレクションが重い

8. 用語集

用語意味
Like好ましい瞬間を少し強める入力です。未入力は中立です。
Experience Tape入力の時系列を保存する再生可能ログです。
Bundle嗜好と再生コレクションをまとめた共有 JSON です。
runtimeブラウザで実際に開いて音と Ximön を動かす実行画面です。通常は index.html を開きます。
profile公開用、検証用、PWA用、研究用など、配布物や実行入口を混ぜないための区分です。
strict研究や検証のため、一部の値を固定し、不整合を止めやすくする状態です。通常利用の良し悪しではなく、検査条件の違いです。
snapshot前回の実行状態へ戻るための最新1枠の保存です。クラウド同期、長期記憶、医療記録ではありません。
Gate同じ条件で同じ結果に戻るか、介入していない値が漏れて変わっていないかを確認する検証名です。通常利用者が毎回行う操作ではありません。
研究上のリスク身体、端末、セキュリティへの危害ではなく、観測していた状態と自動調整が押した結果を取り違えるおそれです。数値だけの改善、動きの固まりすぎ、外界の乱れへの寄りすぎを分けて読むための注意です。
Mode再生の方向性を切り替える設定です。
Flow場の流れ方を切り替える設定です。Turbulent AttractNoise tasteRaw noise は流れ場の性質を変えますが、新しい保存状態や科学的主張ではありません。
Raw noise毎フレーム跳ねるような乱れです。検証と再現性を保つため、未固定乱数ではなく決定論的な擬似乱数場です。
Minimal UI主要な入力だけを表示する簡易操作面です。
Advanced UI共有や詳細調整を含む拡張操作面です。
Concord40低域の補助レイヤです。
Preference Sound Map嗜好入力が強弱、高低、テンポ、和声/コード感へ向かう方向を小さく確認する表示です。
Live Probe現在tickの観測値です。ctx.lifeKernelLL.state.meta.life.lastLL.state.meta.persistenceAffect のような最新値を読みます。
Summary Window時間窓やエクスポート用の集計値です。metrics10.summary().science.lifeKernelSummary などを読み、証跡や比較に使います。
Orgel View通常の音・可視化・入力操作を行う主画面です。
Kernel ViewLife Kernel の観測値や既存 metrics を読む表示面です。
Canonical View現在値から近い未来の5場面を読む表示面です。完全な未来予測や意識判定ではありません。
Evidence View検証項目の入口です。判定は runbook と package self-audit(配布物の自己検査)が正本です。
Research ViewPhase23 や用語境界を確認する表示面です。
lab_active研究用の自動調整状態です。観測だけでなく内部目標を少し更新するため、数値が良く見えても自然な持続性なのか、自動調整による押し上げなのかを Off / Shadow と比較して読みます。身体や端末への危害ではなく、研究結果の読み違いを避けるための注意です。
Artificial-life orgel状態の持続や履歴反応を音と可視化へ写す体験名です。生物学的生命の主張ではありません。
Life Kernel 観測値持続、環境、入力、音への結合を測る内部指標群です。操作用のつまみではありません。
Persistence Affect持続負債、負債軽減見込み、制御可能性、行為傾向を読む、読み取り専用の観測核です。人間的な情動名を割り当てる機能ではありません。
Psychoacoustic Terrain内部状態から生成された音響モチーフの調和寄り、ざらつき寄り、協和地形、密度を読む、読み取り専用の観測面です。画面では、数値に加えて「まとまり」「ざらつき」「追いやすさ」を短い平易な言葉で表示します。外界、Life Kernel の資源、Ximön 表情制御ではありません。
Canonical Functional Profile現在の Life Kernel、Persistence Affect、Self-maintenance Expression、Psychoacoustic Terrain、短い集計窓から、5つの短い場面での振る舞いやすさを読む、読み取り専用の近似表示です。科学的主張や保存状態ではありません。
Self-maintenance ExpressionPersistence Affect を抽象表情へ投影する、読み取り専用(read-only)の表示です。生命核、音響、好み設定、保存/復元へ戻る制御ではありません。
Ximön Presence個体vitality、粒子運動、lambda、entropy、reserve、Self-maintenance Expression、Ximön Visual Grammar から存在感を描く可視化です。瞳状マーカーや表情の滑らかさもここだけで作られ、Life Kernel や Persistence Affect の直接表示ではありません。
external_complete検証用の配布パッケージです。通常の作業フォルダ ZIP ではなく、証跡と自己検査を含みます。
numeric provenanceシステム内の数字が、検証条件、研究用初期値、観測用重み、表示調整、互換値、識別子のどれに当たるかを分類する考え方です。

更新方針: 公開版の操作や共有方法が変わったときに更新します。